E・R・Cシリーズとしては、E・R・CU(2000年12月発売)以来のフルチタンドライバーです。
SLEルール適合ドライバーは、十分なフェースの厚みが必要となる分、高反発ドライバーと比べてフェース側の重量が重くなるため、フルチタンでヘッドを大型化することは、困難とされてきました。
ところが、近年のフルチタンテクノロジーは進化により、キャロウェイゴルフ開発チームは、C・M・T(※1)という最新の技術を駆使し、クラウンをより薄く設計することに成功しました。従来は約1ミリ必要でしたが、E・R・CV ドライバーは0.45ミリを実現しています。
これにより、450cm3の大型ヘッドのSLEルール適合フルチタンドライバーでも約7グラムの余剰重量が生じ、その重量を適切に配分することにより、重心を理想的に設計できるようになりました。
また、大型ヘッドならではの高慣性モーメントを実現しています。
今回のERCVは、キャロウェイゴルフクラブの特徴であったスルーボア、ショートホーゼルではなくなっています。ヘッド形状も大型ヘッドでありながらオーソドックスなもので、幅広いゴルファーの方に指示していただけるものに仕上がっています。
「ERCV ドライバー」は、従来の高反発ドライバーの飛距離をしのぎ、フルチタンならではのはじきの良さと、心地よい打球音や打球感で、飛ばすことの楽しさをあらためて実感させてくれる次世代ドライバーです。
※1 C・M・Tとは、Chemical Milled Technology(ケミカル・ミルド・テクノロジー)の頭文字。
化学薬品にチタンを一定時間浸すことによって、より薄いプレートを作る製法のことで、このC・M・Tにより、クラウンを0.45ミリまで薄くすることに成功しました。
CALLAWAY E・R・CV SLEルール適合ドライバーの特徴 |
クラウンを0.45ミリまで薄くすることにより、オーソドックスなヘッド形状(クラウンのバックフェース側を高くキープ)でありながら、ヘッドを低重心化することができ、理想的なバックスピンを実現しています。 |
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クラウンを0.45ミリまで薄くすることにより、ヘッドの中心部分の重さを軽くしています。ルール適合品フルチタンドライバーながら、?450 の大型ヘッドを実現し、重さをより周辺に分散することで、高慣性モーメントとなり、ナイスショットエリアが拡大しました。 |
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クラウンを0.45ミリまで薄くすることにより、?450 の大型ヘッドながら、約7グラムのウエイトチップを残すことに成功。ウエイトチップをヒール寄りのバックフェース側に設置。重心距離をやや短めに設計することで、しっかりとボールをつかまえます。さらに、深重心により、高弾道を実現しています。 |
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剛性の高い15−3−3−3チタンをクラウンに使用しているため、スイートスポットまたはスイートスポットよりもやや上(特に、スピンを最適に減らすエリア)でショットした場合に、エネルギーロスを最小限に抑えることができ、理想的な飛びの条件を実現しています。 |
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