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ゴルフクラブが実際に打つとどのようなものであるのか試すために、ゴルフショップや練習場で貸し出されるゴルフクラブのこと。
ショップ側の一定数量の在庫に対して無償に近いかたちで供給されるものと、ショップ側で購入しているものの2種類ある。
試打については、ゴルフ場で実際のラウンドにて行うことが望ましい。
理由として、練習場とコースでのスィングリズムが微妙に異なるということと、ゴルフコースで使用する本球と練習場のワンピースボールが異なるという2点がある。
スイングについては、一般的傾向として、練習場に比べてコースでは、スィングのテンポが少しはやくなるということと、コースから感じる圧迫感のため、ヘッドスピードが10−20%ほど遅くなるということがある。
ボールについては、練習場のボールは耐久性の問題からワンピースボールまたは廉価なツーピースボールが主体のため、本球よりも球の上がりが悪く、バックスピンが掛からないということがある。
そのため練習場の結果が悪く(弾道が低くてキャリーが出ない)ても、コースでの本球ショットでは良い結果が出るというクラブが存在する。
メーカーの試打会では、特定のゴルフ練習場での試打会を嫌う場合がある。
試打ゴルフクラブが供給されるようになってから、現状ですぐに結果の出るクラブを購入する傾向が強くなってはいるが、スペックが大幅に合わないものでない限り、そのクラブに対する慣れという要素も実際には重要である。